こんにちは。MATSUくんです。
本日は第78回全日本合唱コンクール四国支部大会の参加レポートをお届けしたいと思います。
まず、私が所属している愛大合唱団では、
課題曲:G4 不思議
自由曲:混声合唱のための「八重山・宮古の三つの島唄」より「狩俣ぬくいちゃ」
を演奏しました。
せっかくなので今回は、コンクールに向けた練習からお伝えします。
8/18-21 夏合宿
この4日間が四国合唱コンクールに向けた最初の練習。
いよいよ勝負の時がやってきた、そんな感じです。
実は合宿中、2日目~3日目にかけてOBの方が来られて、歌声はもちろん、私の指揮についてもみっちり見ていただきました。
県コンの時とビフォーアフターすると面白いかもしれません(笑)
↓練習風景↓


しかもね、指揮一つで歌声って変わるんですよ。(マジ)
合唱指揮者をやっている人でうまくいかないなという場合、指揮に問題がある可能性も0ではありません。そんな時は、客観的な視点で誰かに見てもらうことで、自分では気づかなかったこともわかってくるのでお勧めです🏴
そして今回の夏合宿の醍醐味といえば…
「実験」と「検証」
です。(理系ならよく出るワードですね)
こちらは以前Xでも公開しましたが、技術系のメンバー+αで、指揮練習、いや実験と検証を重ねている様子です。


指揮の振り方を変えるなどして、その結果をもとに練習に生かす、という流れです。もちろん1発でうまくいくことは少ないので、粘り強くやる力が求められました。
正直この時点でかなり心が折れていたのも事実。
「ほんとに自分指揮者になって良かったのかな」「自分がやるべきじゃなかったんじゃないか」
そんな考えがよぎり、精神的にも自分を追い詰めることが多かったように思います。
それを振り切るために、「よし、実験じゃ!!」「やってみよう!!」等と、少しでも場の雰囲気をよくしようと練習中に何度も口にした記憶があります。(やりすぎると迷惑がられるので注意)
色々ありましたが、合宿が終わったころには、見違えるような歌声、指揮に変わっていました。
8/23- 通常練習再開
この日からは大学の施設を使った練習がメインになります。
日によっては、先生が来られるときもありました。
↓練習風景↓


練習する中で何度も壁にぶつかりながら議論を重ねて、歌声を仕上げていきました。やりすぎて計画が崩壊したこともちょくちょくありましたが(笑)
もちろん壁にぶつかって心が折れたことも何度もありました。(何なら合宿の時よりひどい時もありました)
でも、「やるしかない」、その意気で練習を何とか進めました。時には先輩や技術系メンバーの手も借りながら。
8/29 ホール下見
音楽委員長とともに下見へ。
県コンで使ったことがあるホールとはいえ、不安があるのも事実。
ここでも「実験」と「検証」を重ねて、ベストな状態を見つけました。
ちなみに下見中、指揮者の私は音楽委員長との意思疎通のためにステージと客席を行ったり来たりしていました(笑)時には歌い手と聴き手の役割を入れ替えるなどして、客観視できるよう努めました。
帰りの電車で撮った写真↓


いよいよ次の日が本番、頑張るぞ🔥
8/30 ついに迎えた本番
まずは西条市の公民館で当日の最終練習をしました。
愛媛大学合唱団は1日目、大学ユースの部のトップバッター。1番手にふさわしい歌声を目指します。


練習後は会場へ移動して、リハーサル、舞台袖待機を経て本番です。
↓リハーサルの様子↓

実は県コンのリハーサルで、自分のストップウォッチを押し忘れるトラブルが発生したのですが、今回はちゃんとストップウォッチを開始したので、時間に追われずにリハーサルを終えられました✨(何ならほぼ20分ぴったりで終えられた)
そして迎えた本番。本番の様子は撮影できないので文章でまとめますが、、
まず、私は入場から退場までの中で、「曲の始まる瞬間」と「曲の終わる瞬間」で緊張がMAXになりました。特に出だしは歌声の第1印象を決める重要な要素。ここで失敗すると後に響きます。
でも、「行くよ」と心で歌い手に声をかけたとき、笑顔で答えてくれました。それもあって、「失敗するな」という負の感情を極力抑えて曲を始めることができました。
それ以外は適度な緊張感をもって臨めたように思います。演奏が終わった後の達成感は県コンよりも大きかったです。
そして、四国合唱コンクールの醍醐味といえば…
結果発表前の歌い回し
ですね!
私たちはトップバッターで「I’ve been working on the railroad」を演奏しました。(「線路は続くよどこまでも」の英語版ですね)

会場も明るいムードになりました✨
他大学の皆さんもそれぞれ、工夫を凝らした演奏が披露されていて、良かったです👍
そしてそして、最後にやったことは…
全体合唱
です!
実は今回、大学ユースの部に出た全大学ともに課題曲がG4の「不思議」なんです(笑)
それなら課題曲を歌えばいいじゃないか!ということでこの曲に。
指揮を務めたのはこの記事を書いている人、MATSUくん。
はじめは緊張しましたが、振っていくうちに楽しくなってきました(笑)
↓全体合唱の様子↓

指揮を振りながら、愛大だけでなく、他団体の歌い手にもしっかり視線を送ることを心がけました。みんなの様子を見ていると「私の指揮に応えよう」という表情が出ていて、嬉しさと共に指揮者としてのモチベーションアップにつながりました。
更に言うと、観客が大勢いる中、3大学の合唱団を私の指揮で動かしたのは、一生モノの財産になる気がしています。何しろ、私は大学から合唱を始めた身ですから。
よって、大学から始めた合唱人が全体合唱の指揮を振ることができることが「証明」された。
理系チックな書き方になってしまいましたが、ほんと、貴重な経験になりました✨
しかも全体合唱はこれだけでは終わりません。
まだ時間があるということで、「鷗」も歌いました。


大学生以外に歌える人もいたようで、会場がみんなの歌声に包まれた瞬間を肌で感じることができました。
そして迎えた結果発表。
まずは各賞の発表があり、そのあと全国進出団体の発表があります。
後者の緊張感は半端なかったですね。
「1番、愛媛大学合唱団、ゴールド金賞。」
はじめのこの言葉が聞こえたとき、次は全国進出がどの団体になるかで緊張度が上がりました。何しろ、金賞団体は2団体あったのですから。(結果はこちら)
そしてそのあとの全国進出団体発表。ここで愛媛大学合唱団の名前が呼ばれなければショックはかなり大きかったでしょうが、
「大学ユースの部、1番、愛媛大学合唱団」
この言葉が聞こえて、私は胸をなでおろしました。
「ここまでやって良かったな」「今までの苦しみはこのためにあったんだな」
そう心から感じることができました。
終わった後はいろいろな人と写真を撮るなどして、喜びを分かち合いました。
(左:団長 右:よっしーさん)


最後に、今回こうして金賞&四国支部代表をいただけたのは、私だけでなく、歌い手の皆さん、そして先生方、OBOGの方の支えがあったこそだと実感しています。本当にありがとうございました。
みんなの力ってすごいんだなと、練習を進めたり、本番で指揮を振ったりしながら感じました。練習中に心が折れたことも何度もありましたが、四国合唱コンクールが終わった今では、「成長に必要な一つのステップだったんだな」と実感しています。
これから全国大会に向けて、さらに精進して参ります。
引き続き、応援のほどよろしくお願い申し上げます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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